CDAに合格したら~スキルアップと実践のヒント的な体験談

※このエントリーはリニューアル前のブログで2011年6月11日に公開したもの(現在はリンク切れ)に一部加筆修正し、新たに公開し直したものです。

キャリアカウンセラーの資格のひとつであるCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の第34回の合格発表がこのほどありまして、多くの合格者が誕生されました。合格された皆さま、心より、おめでごうございます。残念ながら次回の捲土重来をとなった皆さまにも、今回の試験に費やした労力が、必ずキャリアカウンセラーとして活躍される際に戻ってくるものと思いますので、ぜひ次回、体調を万全に、臨んでいただきたいと思います。

さて私がCDAに合格したのは2007年5月の試験でした。合格通知をいただいた瞬間は本当に嬉しかったですが、しばらくして落ち着いてくると、「できていないことが多すぎる。このままではキャリアカウンセラーの仕事などできない。」と愕然としたことを覚えています。

CDAの養成講座は当時6日間、最近は8日間のカリキュラムになりました。それに先駆けて通信講座もありますが、それでも「キャリアカウンセラー」としてやっていくのに十分な知識が身についたとは思えなかったし、実戦経験なんてゼロで、ロープレ演習もたかだか6日間の半分程度の時間しかやっていません。試験対策勉強会で取り組んだロープレも、試験に合格するためのフォームを身につけるようなもので、実践など、とてもとても・・・。

ということで、私がどうやってスキルアップに取り組んだか・・・などと書くとおこがましいですが、実のところ、「キャリアカウンセラー」と名乗るのが恥ずかしくて、どうにか肩書きに見合う力をつけたくてもがいた日々、というのが正直なところです。

1. 仲間内の勉強会に参加

養成講座の同期生が企画してくれた勉強会にはできるだけ毎回欠かさず参加するようにしました。私たちの仲間がやっていたのは、どちらかというと講義形式のものでしたが、勉強会によってはロープレ中心のものもあるかもしれません。講義とロープレ、両方バランスよくやっていくほうがいいでしょう。

2. JCDA主催のイベントに参加

JCDAが「CDAのためのキャリアガイダンスセミナー」というイベントを開催するというので参加してきました。趣旨としては、CDAの資格を取ったものの、資格を活かした仕事がない人のために、実際にキャリアに仕事をしている先輩CDAの方々が講演をしたり、Q&Aに答えたり、というものでした。

講演を聞いて、世の中にはこうしてCDAとして生きている人もいるんだなあという刺激を得られたこと、またこのイベントで出会った方々から勉強会に誘っていただいたり、ネットワークが広がっていくこととが大きな糧でした。(ただし、ここに参加したからといって、すぐに仕事に結びついたりはしません。それは基本的に自分たちでやるべきことだからです。)

チャンスも仕事も人を通してしかやってきません。JCDA主催のものはもちろん、それ以外でも、CDAやキャリアカウンセラーの方々が集まる場があれば、できるだけ参加していくことが望ましいと思います。

3. 産業カウンセラー養成講座を受講

カウンセラーとしてのスキルアップでいえば、これが一番良かったと思います。10ヶ月にわたって毎週1回の講義があります。全22回くらいだったかな。その半数以上は1日中ロープレを行う少クラスのトレーニングで、これによって、CDA合格までのプロセスでやったことが、いかにカウンセリングのさわりの部分でしかなかったかを思い知ることになりました。特に傾聴なんか全然できていないに等しかったわけで。時間も労力もコストもかかりますが、本気でカウンセリングをやっていきたい方は、ぜひ受講をオススメします。

この養成講座を受講すれば産業カウンセラーの受験資格が得られるのですが、人事系の実務経験がある方、心理学系の学部を出た方などは、養成講座を受けなくても試験を得られるケースがあります。でも、できれば養成講座を受けてください。この養成講座は資格以上にトレーニングを受けることに価値があります。

4. JCDAの向上研修に参加

NLPやソリューションフォーカスなどのメソッドから、履歴書作成の指導、面接官としてのトレーニングなど、様々なテーマで研修が開催されています。講師も一線で活躍されている方々なので、行って損はありません。しかしひとつだけ難を言えば、費用が15,000円と高めだということです。もちろん、費用分の学びを得るかどうかは自分次第・・・とはいえ、おいそれとは出せない金額ですよね。無理にはオススメしませんが、ある程度、お金もかけようという方には、一度は参加してみてもいいんじゃないでしょうか、とお話しています。

5. JCDA支部のイベントに参加

前述のJCDA本部主催の研修は費用がかかりますが、各支部が主催しているピアトレーニング(参加者同士のロープレ演習が主体)などは原則無料で、しかも実践型なので気付きも多く得られます。わりと頻繁にピアトレが開催されていますので、身近にトレーニングの場がない方は、ぜひ参加されることをオススメします。人脈を広げることにももちろんつながります。

6. 勉強会の運営側に回る

いろいろな勉強会に参加したら、自分で勉強会を主催していくといいでしょう。多くの人が集まって、その中心にいられるわけですから、人脈拡大のスピードも加速されます。運営や企画も大変ですが、自分のやりたいようにできるわけですし、メンバーが多くなればサポートスタッフを募ってもいいでしょう。このあたりにあると、CDAとしてのスキルアップというより、ネットワークづくりに直結するアクションかと思います。

私が過去に関わっていた勉強会は2つほどあって、1つはCDA二次試験対策勉強会、もうひとつが学生支援勉強会でした。二次試験対策勉強会のほうは二次試験受験者を集めてスーパーバイザー役をするのですが、どちらかというと参加者同士の話し合いを中心に、ひとことふたこと、応援メッセージ的にコメント擦る程度です。そこからまた合格者が出れば、一緒に学んでいける仲間が増えるわけで、とても楽しい勉強会です。

7. ボランティアのイベントに参加する

時々、就職イベントのキャリアカウンセラーの仕事などが案内されることがあり、私も実戦デビューはこうしたイベントでした。ボランティアなので当然、交通費も自前なのですが、しかし経験ゼロの時期には、報酬が出なくても、こうしたお話はありがたいものでした。

などなど・・・私の場合、こういったことをやってきていましたので、ご参考まで。

先に書いたようにCDAの資格取得が2007年5月で、実際に報酬を得てのキャリアカウンセリングをするようになったのは2010年1月です。まあ、2009年まではキャリアとは関係の無い仕事をしていたので、実際やろうと思ってもできなかった、ということもありますが、それでも、2年半ほどは準備期間であったことになります。

最終的に、ある程度の自信、ほんとにある程度ですが、「この仕事をやっていっても、まあ、なんとか大丈夫かな、そんなに迷惑かけないよね・・・」くらいに思えるようになったのは、実際にこの仕事を初めてからでした。最終的には実践で学ぶことの重要性は大きかったです。でも仕事を始めるその日までは、まずは身近なところからトレーニングを積み重ねていく他ないのでしょう。

一人だとめげますので、ともに学び実践できる仲間がたくさんいればいいんではないかと思う次第であります。