2級キャリア・コンサルティング技能士試験に合格してきた話

※このエントリーはリニューアル前のブログで2011年5月11日に公開したもの(現在はリンク切れ)を一部加筆修正し、新たに公開し直したものです。

2011年4月、国家検定の2級キャリア・コンサルティング技能士に合格いたしました。CDAを取得したのが2007年で、3年ぶりくらいのロープレがもう、冷や汗タラタラで大変でしたが、どうにかこうにか。本日、技能士会の登録カード(顔写真付き)も送られてきましたが、写真が印刷の関係か、えらい疲れた表情になって残念なことに。ちなみに今回が2回目のチャレンジでした(1回目は論述合格/面接不合格)。

実技試験(論述+面接)が20%台の合格率で、なかなか厳しい試験なのですが、試験であるからには採点基準があり、評価項目があるだろうということで、自分で評価項目を想定して臨んだのが今回でした。

試験直前に作ったメモから抜粋ですが、押さえておこうと意識したのはこのへんです。あくまで予想評価項目です。ほんとはどうか、わかりませんのであしからず、です。

論述:70点

クライエント視点で来談目的、主訴、感情面の訴えを記述している(問1)
コンサルタント視点の見立てを、できるだけ大きな視点・高い視点で記述している(問2)
イラショナルビリーフについて言及している(問2)
上記を踏まえて、短期(CL視点)・長期(CC視点)の目標設定を行なっている(問3)
目標に対して、そのまま指示書になる程度の具体的なアクションを記述している(問3)
アクション内でツールやアセスメントの具体的名称を記述している(問3)
面接:62点

関係構築(感情交流と役割関係)が出来ている
来談目的と主訴の把握、感情面の訴えの受け止めができている
コンサルタント視点の見立てができている
クライエントのイラショナルビリーフへの切り込み
今後の見通しとアクションプランに言及できている
以上について、もしロープレ内で出来ていなければ、口頭試問で反省し、改善策に触れられている

特に面接のほうは、合格体験談などから面談の出来が悪くても試験としては通る傾向が見られたので、口頭試問のフォローがポイントと見ました。つまり、現場でも相談がうまくいかないことは山ほどあって、でもそれをどう反省して次に活かしていくかというプロセスを踏むことができる人が、真のキャリアコンサルタントである、というところなのでしょうか。しらんけど。

でもまあそう考えて、上記項目のうち出来なかった点があれば、その全てについて口頭試問内で「XXXは反省点で、もう少しXXXしたら良かったと思いますが、今後XXXしていきたいです」と、ベタで冗長な回答になっても触れるようにしました。

他にも要点はあるかと思いますが、合格された方々の話を聞きながら、そのあたりかなーということで。結果的にはキャリア相談において大切な項目ばかりになっていますので、現場においても役立つチェックリストにもなったように思います。

面接はギリなので偉そうなことはいえませんが、論述は前回72、今回70ですので、そこそこ参考にしていただいてもいいかと思います。

ちょっと補足ですが、論述の1は

来談目的・・・今日はどうされました?に対して、「仕事を辞めるかどうか迷ってまして」と最初に出てくる一言
主訴・・・「上司ともなかなかうまくいかなくて。あまり話も聞いてくれないので、困っていて」と、辞めるとか言ってるけどホントはココやな、というあたり。
と両方を押さえるようにしました。

論述の2と3は、

「中長期的なライフキャリア形成の観点から・・・」

「興味・能力・価値観や経験を踏まえて・・・」

などと、キャリア相談のほぼ全てのケースに当てはまるようなフレーズで、大きな視点・高い視野(=イラショナルビリーフの指摘)をしておくのがポイントかと。

論述の4は、来談目的としてクライエントが今すぐどうにかしてほしいことも対応しつつ、真の主訴であり今すぐでなくても根本的にはやっておかないといけないコンサルタントとしての提案を、両方盛り込んでいくような感じです。

論述のフレームワークを覚えておくと、現場でもカウンセリングの記録が取りやすくなりました。いろんな意味で、記録に残しやすい面談ができる枠組みだと思います。

まあ、日頃のポリシーは「元気になったらOK」でありますので、こういったキャリア「コンサルティング」的な、やや指導的な側面が強いので、ほんというと好みじゃないんですが、自分の中での引き出しが増えたということは実感しています。