2級キャリア・コンサルティング技能士試験に合格してきた話

ということでして、国家検定、先月合格いたしました。CDAを取得したのが2007年で、3年ぶりくらいのロープレがもう、冷や汗タラタラで大変でしたが、どうにかこうにか。本日、技能士会の登録カード(顔写真付き)も送られてきましたが、写真が印刷の関係か、えらい疲れた表情になって残念なことに。ちなみに今回が2回目のチャレンジでした(1回目は論述合格/面接不合格)。

実技試験(論述+面接)が20%台の合格率で、なかなか厳しい試験なのですが、試験であるからには採点基準があり、評価項目があるだろうということで、自分で評価項目を想定して臨んだのが今回でした。

試験直前に作ったメモから抜粋ですが、押さえておこうと意識したのはこのへんです。あくまで予想評価項目です。ほんとはどうか、わかりませんのであしからず、です。

論述:70点

  1. クライエント視点で来談目的、主訴、感情面の訴えを記述している(問1)
  2. コンサルタント視点の見立てを、できるだけ大きな視点・高い視点で記述している(問2)
  3. イラショナルビリーフについて言及している(問2)
  4. 上記を踏まえて、短期(CL視点)・長期(CC視点)の目標設定を行なっている(問3)
  5. 目標に対して、そのまま指示書になる程度の具体的なアクションを記述している(問3)
  6. アクション内でツールやアセスメントの具体的名称を記述している(問3)

面接:62点

  1. 関係構築(感情交流と役割関係)が出来ている
  2. 来談目的と主訴の把握、感情面の訴えの受け止めができている
  3. コンサルタント視点の見立てができている
  4. クライエントのイラショナルビリーフへの切り込み
  5. 今後の見通しとアクションプランに言及できている
  6. 以上について、もしロープレ内で出来ていなければ、口頭試問で反省し、改善策に触れられている

特に面接のほうは、合格体験談などから面談の出来が悪くても試験としては通る傾向が見られたので、口頭試問のフォローがポイントと見ました。つまり、現場でも相談がうまくいかないことは山ほどあって、でもそれをどう反省して次に活かしていくかというプロセスを踏むことができる人が、真のキャリアコンサルタントである、というところなのでしょう。

なので、上記項目のうち出来なかった点があれば、その全てについて口頭試問内で「XXXは反省点で、もう少しXXXしたら良かったと思いますが、今後XXXしていきたいです」と、ベタで冗長な回答になっても触れるようにしました。

まあ他にも要点はあるかと思いますが、合格された方々の話を聞きながら、そのあたりかなーということで。結果的にはキャリア相談において大切な項目ばかりになっていますので、現場においても役立つチェックリストにもなったように思います。

まあ面接はギリなので偉そうなことはいえませんが、論述は前回72、今回70ですので、そこそこ参考にしていただいてもいいかと思います。

ちょっと補足ですが、論述の1は

  • 来談目的・・・今日はどうされました?に対して、「仕事を辞めるかどうか迷ってまして」と最初に出てくる一言
  • 主訴・・・「上司ともなかなかうまくいかなくて。あまり話も聞いてくれないので、困っていて」と、辞めるとか言ってるけどホントはココやな、というあたり。

と両方を押さえるようにしました。

論述の2と3は、

「中長期的なライフキャリア形成の観点から・・・」

「興味・能力・価値観や経験を踏まえて・・・」

などと、キャリア相談のほぼ全てのケースに当てはまるようなフレーズで、大きな視点・高い視野(=イラショナルビリーフの指摘)をしておくのがポイントかと。

論述の4は、来談目的としてクライエントが今すぐどうにかしてほしいことも対応しつつ、真の主訴であり今すぐでなくても根本的にはやっておかないといけないコンサルタントとしての提案を、両方盛り込んでいくような感じです。

論述のフレームワークを覚えておくと、現場でもカウンセリングの記録が取りやすくなりました。いろんな意味で、記録に残しやすい面談ができる枠組みだと思います。

まあ、日頃のポリシーは「元気になったらOK」でありますので、こういったキャリア「コンサルティング」的な、やや指導的な側面が強いので、ほんというと好みじゃないんですが・・・。

2級キャリア・コンサルティング技能士試験に合格してきた話” への2件のコメント

  1. はじめまして。 偶然なることから貴殿の記事を拝読しました。夫婦揃って(30代後半)技能士試験第6回目にチャレンジです。ボクはなんと、5回とも不合格です。今度こそと焦燥感募りますが、弱音は吐けません。パートナーは初体験。二人で対策考えていますが、いまひとつ、ポイントがずれていました。貴重な文面を拝読し、更なるヒントをいただければとお願いします。ちなみにボクも論述は点数が標記されてから平均70点です。宜しくお願いします。

  2. 綾さま、肇さま

    コメントありがとうございました。お読みいただいて恐縮です。何度かチャレンジを続けられているのですね。論述は平均70点と十分高得点のようですので、あとは面接試験ですね。ぜひ、今回はお二人で合格されますことを祈念しております。

    こちらのエントリー、いろいろ書いていますが、まあ、私なりの考え方といいますか、実際ギリギリでしたので、話半分程度、体験談程度とお考えください。

    面接試験に関してのところ、確かに端折りましたので、もう少し補足できればと思うのですが・・・書きだすと長くなってしまうので、時間があればいずれ書きたいと思っています、というところで、ご容赦いただければ幸いです。(知り合いからもリクエストが多いので、どこかのタイミングで書きたいのですが、なかなか余裕が無く、すみません)

    とはいえ、せっかくコメントいただきましたので、少しだけ申し上げさせていただくとすれば・・・協議会発行のテキストなどで、このあたりがポイントかな、という要点を意識したうえで、ロープレ練習をすることに尽きるのではないかと、私は思っています。

    私の場合、CDA取得の際の仲間が先に技能検定に合格しており、勉強会を企画してくれたので、参加してロープレの練習を何度か行いました。合格者がアドバイザー役で、あとは受験者がCL役とCC役を順番で交代して、という形です。また、仲間の中には、何人かで集まって喫茶店でロープレを行ったり(あやしい集団ですよね・・・)、また別の合格者は、試験直前は毎晩、パートナーの方にCL役になってもらい、ロープレを行ったそうです。

    また要点を、というところでいうと、「関係構築+CL視点の訴え+CC視点の見立て+目標設定とアクションプラン」という軸を抑えること、口頭試問で良かった悪かったを素直に答えること、というのが、私なりの考えですが、受験前には「ひとりひとりのバックボーンを活かして『自分らしい』コンサルティングをすることも大切だよ」とのアドバイスを、何人かの合格者の方からいただきました。

    決して型通りではなく、日頃のコンサルティングスタイルもOKなのだと思います。私の場合、「急な異動・転勤が決まって戸惑っている&奥さんが怒っている」というケースの山田さんの「妻が怒って口も聞いてくれないんです」という訴えに、迷った挙句に日頃に自分自身の家族への接し方を思い浮かべながら、

    「山田さん自身、混乱されていてお辛いことと思いますが、ひょっとすると奥様にしてみても、混乱していらっしゃるところがあるのではないしょうか。ここでお話されて少しスッキリしたとされたように、失礼ながら、今度は山田さんがしっかりと、奥様のお話を遮らずに聞くということも、お考えになってはいかがでしょうか。」

    などと、非常に説教臭いことも申し上げてしまいました。CL役の方、ちょっと嫌そうな顔をしていました。もちろん口頭試問で「ちょっと言い方がよくなかったかもしれません」とフォローしましたが、それでも合格をいただきました。

    綾さま、肇さまも、こちらの試験独特のフォームも踏まえつつ、「自分らしい」スタイルで臨まれるといいのではと思っています。

    少しだけと書きつつ、長々と失礼しました。お役に立つかどうか、わかりませんが。

    6月の論述、7月の面接、暑い季節の受験となりますが、どうかお身体お気をつけてくださいね。

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