就職活動で大切なこと

日頃、大学生の就職活動を支援していて、「就活では◯◯が大切だよ」というようなお話をすることがあります。

もちろんそれは押し付けであってはいけない、あくまであなたはどう思うかわからないけれど私が思う限りにおいて、という前提のものでありますし、人によっては◯◯を変えることもあるので、唯一のものではありません。

ですが、よく使うフレーズは

「就活では、とにかく行動していくことが大切だよ」

というものです。なぜこういうことを言うかというと、

  • なんでもいいから行動に移せば結果が出る。結果オーライならそれはそれで良いし、うまくいかなければ次につなげるための材料になる。
  • あれこれ考えすぎて不安が大きくなってしまい、動けない場合も多い。行動しなければ先に進めない・・・。
  • 行動してみれば、案外、気が楽になったりする。
  • キャリア形成全般に言えることだが、動きながら方向性を考えていくアプローチは有効。

というようなねらいがあるからです。

ただ、どうしても疲れきってしまっているケースでは、ご本人が望めば、メリットやデメリットも踏まえて上で、小休止という選択肢があっても良いと思いますし、行動するためにはもう少し考えないといけない、という局面だってあります。そのあたりは、様子や反応を見ながら、動くことを望んでいないのなら、それはそれでその気持を大切にしてあげたいところではあります。

そこまでの抵抗がなければ、「とりあえず説明会行ってみて、そこでイヤだったら受けるの辞めたらいい」とか(次は「面接だけ受けてきて、イヤだったら・・・」と引き伸ばす)、「面接はうまくいかなくてもいいから、むしろ何か失敗してきて、どんな失敗したか教えて」とか、とにかく行動の成否はどっちでもいい、ということをあわせて伝えて、背中を少し押してあげる感じです。

その結果、案外うまくいったとか、行動したら自分の課題が見えてきて、悔しいから次こうやります、とか、前に進んでいくケースが結構あります。

もちろん何事も一概には言えないとは思っていますが、何でもありのキャリア形成、就活の中において、かなり確実に言えることのひとつが、「とにかく行動していくことが大事」ということではないでしょうか。

今回のお話は、現場のやりとりの中での経験と、クルンボルツ博士の理論、そして解決志向ブリーフセラピーなどがベースになっているのですが、理論的なところについては、いずれまた。

経験代謝

私がCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)として所属している日本キャリア開発協会では、このところ「経験代謝」という概念を発表し、会員に研修を行うなど、周知に力を入れています。

私はまだ研修には参加していないのですが、会報と一緒に郵送されてきた冊子に「経験代謝」の記載があります。以前、少し読もうとしたのですが、なかなか理解が追いつかなかった記憶がありまして、今回、改めて冊子をを読みながら、自分なりに「経験代謝とは何か」を考えてみたいと思っています。

さて、ここまで書いたところで、いったんパソコンから離れて、冊子の一冊目「キャリアカウンセリングとは何か 第1章」を読みました。以前に読んだときと違って、結構すんなり入ってきたような気がします。適切かどうかわかりませんが、自分なりに「経験代謝」を言い換えるとすると、こんな感じでしょうか。

「キャリアカウンセリングを通して、過去の出来事を前向きに再定義することにより、自分の人生を前向きに捉えられるようになっていくこと。」

カウンセラーがじっくり話を聴くことによって、クライエントが過去の出来事を安心して話しはじめ、やがていろいろな感情が出てきて、ある時に気付きが起きる、それまで否定的にしか見られなかった過去が、自分の一部として肯定的に再構築される・・・そんなイメージです。

最近はフォーカシングに熱心になっていたり、このところナラティブセラピーの本を読んだりしていたので、ちょうどその2つの理論が頭に浮かび、理解を助けられたように思います。

うまく説明できているかどうかわかりませんが、私なりに言えば、「経験代謝」とは、フォーカシングでいえば「体験過程が深まり、フェルトセンスに触れ、やがてフェルトシフトしていくプロセス」であり、ナラティブセラピーでいえば「オルタナティブストーリーを意味付けていく」プロセスではないか、と思っています。

体験的に、自分の人生を肯定的に捉えられるかどうか、前向きに表現できるかどうかが、就職活動や転職活動において極めて重要だと感じています。その意味で、「経験代謝」はキャリアカウンセリングのひとつの軸だと言えるでしょう。

ではどのように?という質問に対しては、

  1. 経験の客観視(経験を描く)
  2. 自己概念の影

と記載されています。ひとつめはカウンセラーがクライエントの経験についての状況、心情を聞いていくこと。これは共同作業のようなものだとされています。二つめは少しややこしいですが、自己概念の影=キーワード、とされていて、カウンセリングの中で繰り返し出て来る言葉や表現ということでしょう。これが気付きへの手がかりとなります。

このあたり、具体的な進め方について、私が今メインでやっている学生支援の場合はどうなるかなと考えつつ、ひとまず自分なりの「経験代謝」の理解ができたところで、続きはまた次回以降にしたいと思います。

持つほどに手放したくなる

グダグダした感じで書いていきたいと思います。

1997年頃にパソコンに出会って、いわゆるパソコンの自作をしたり、ジャンクパーツを集めてきて一台作って喜んだりと、今では「ITコーチ」と名乗っておりますが、元々はただのパソコンオタクだったわけです。

その当時は自宅の机にパソコンを3台くらい並べてモニタ3画面で遊んでみたりして、まあ、スペックが低かったので、メイン、CD-R専用機、サーバ機、などと分けていたのもそれなりに理由があった時代かと思います。

その後、社会人になってからはそんなにパソコン周りに手をかけられなくなったので、なるべくシンプルにシンプルに・・・と、特に結婚当初はノートパソコン1台のみの環境に絞り込みました。それまでに比べたら随分と寂しくなったものですが、身軽な感じがとても気持よかったことを覚えています。

ただ、それだとバックアップに困るということで、モバイルタイプの外付けHDDを購入して、それからフリーになってからは外で仕事もしたいということでネットブックを購入して、それから今回ワーワー毎日騒いでる、このiPhone購入で、パソコン周りがまた賑やかになってきました。この辺りは「どこまでやったら文句を言われるか」という妻の判断基準を伺いながらの戦いであったわけですが、今のところ概ねOKかというところです。

でも賑やかになればなるほど、バックアップとか、トラブル対応とか、手がかかる確率も増えてきます。そこでここ一年ほどはなるべく自分でバックアップを取らないように、クラウドサービスを利用するようにしてきました。

メールはGmail、RSSはGoogleリーダー、スケジュール管理とToDoリストはGoogleカレンダー、データはDropboxとSugarSync、画像管理はFlickr・・・。

理想はパソコンが壊れても、新しいのを買ってきたら、その日からフルラインナップでサービスが受けられるというもの。ですが、特にデータのクラウド化は容量の関係からまだまだ厳しいかな、という気がしています。Dropboxの有料版でも100GBですが、やはり自前でバックアップは取らないといけません。

でも先日、HDDが壊れたとき、いくつか復旧できなかったデータがあったのですが、それはそれでまあいいか、となぜかスッキリしたような気分でした。いっそ全部飛んでしまえば気楽になるのかもしれませんが、あんまし滅多なこと言うもんじゃないですよね。

というところまで書いてきて思い出したのが、最近少し本を読んでいる「セドナメソッド」のことです。感情を「手放す」ことによって幸せな人生を送るという、ややスピリチュアル系のようにも思えましたが、フォーカシング指向心理療法のワークショップに行ったときに体験した「心の実感に触れる」ということと、ほぼ同じなんではないかと思っています。そういう意味では、非常によくわかる方法論ではありました。

まぁそんなわけで、パソコン周りもいろいろ揃えるのは楽しい半面、あまりゴテゴテしてくると面倒の虫が出てくるので、特に「データのバックアップをどうするか」という課題、日々増えてくる子どもの写真を目の前に、当分の間は悩みつつ楽しむのだろうなあと思っています。

特に結論はありませんが、以上、夜中につらつらと。